ライブハウスオーナーのブログ

ライブハウスを運営するオーナーのブログです。私と淡路明人くんにも手伝ってもらいながら、運営をしています。

私が愛する思い出の音楽やアーティスト

どうも、こんにちは。今回のテーマは「思い出の音楽やアーティスト」です。
好きな音楽やアーティストは流行やその時の自分の好みなど様々な要素で左右されるものですが、思い出が関わるとその曲や作曲家を長い間好ましいと思っている自分がいます。ふとした瞬間に思い出して聞いたりカラオケで歌い出したくなったり等どんなに時間が経っても、忘れずにいる事が何よりの証拠だと思っています。
私の場合、真っ先に挙げられるアーティストは「Cocco」です。
沖縄出身の歌手である彼女の歌は物語性があり、その物語を歌い上げる声は伸びやかで耳に心地よく、深い印象を残します。しかし私が心を惹かれたのは「Cocco」の痛々しい歌そのものでした。
私がCoccoを知ったのは音楽活動を休止する直前、2001年です。
当時の私はクラスメイトだけでなく、学級全体がグルになって苛めの的にされた中学生でした。小学生の頃から苛められ、孤立していた事がそのまま中学生になっても受け継がれてしまったせいです。ただのおじさんおばさんである教師たちは見て見ぬふり、それは声をかけてくるクラスメイトも同じでした。彼や彼女は憐れをかけることはあっても、私が近づく事を許しません。もっとも中学時代の地獄をその後体験する羽目になりますが、その時知った「Cocco」の歌は私にとって鎮痛薬でした。とても心が安らぎ、寝る際にはイヤホンをしながら眠りについていたものです。
他には「OneRepublic」の「Counting Stars」です。
まるで人生の教訓を語るような歌詞にゆっくりとしたリズムはとっても素敵ですが、この歌にまつわる思い出は自立です。実は私は3姉妹の末っ子で、あらゆるジャンルで姉たちよりも遅れていました。自分が知ったものを共有しようとしても「あっそう、知ってた」というような態度をされてばかりでした。けれど「OneRepublic」の「Counting Stars」を知った際、あえて自分の意思で教えずに自分だけのものにすることに決めました。それはとても寂しかったけど報われないと分かってて行動するよりは、ずっとましなはずです。